イギリスへの留学が決定した際に必要になるのが、学生ビザ(Tier4 General Student Visa)の取得。
そのビザ取得のためには、大学からCASという「この人はうちの大学に合格してこういう計画で滞在するよ」という証明を出してもらう必要があります。
今回はそのCASをついにゲットしたので、学生ビザを実際に申請してみました。
1. CASゲット!

なかなかCASが発行されないなーなんて待っていたのですが、ふと思い立った時に留学予定の大学ポータルにアクセスしたところ「Your Visa」という新しい項目が。
まさか?と思いつつもクリックしてみると、いつのまにかCASが発行されていました。
いつもは何か新しいアップデートがある際には必ずメールで連絡がくるので
「いやいや、今回こそ連絡くらいちょうだいよねー・・・」と思いましたが、発行日は前日付。
なんとなーくその気になってアクセスしたら偶然、ということで何か本能で感じるものがあったんですかね。
2. CASに記載されているもの

実際にはCAS「番号」という形で発行されます。この番号を通して大学側とビザ発行機関がコミュニケーションをしているんだろうと推測。
実際にこのCASで書かれているものは、出願先のプログラム名や期間、学費と既に支払済の額などなど。また、イギリスビザ取得の際に義務付けられている英語試験を「免除」となる根拠も書かれていました。
3. Tier4ビザ申請に必要なもの
というわけでこのCAS番号を手に入れれば、あとはUKVI(イギリスの移民局)でビザの申請をするだけです。
全てオンライン上で書類制作をするのですが、基本的には手元にパスポートとCASがあれば問題無し。
オンライン申請後、後日ビザセンターに出向いていくつか書類を提出しないといけないのですが、その時に持ってくるよう指示があったものは以下の3点。
- パスポート
- オンライン申請書のコピー
- ビザセンター予約確認書
- 写真:不要*
- 財政証明書:原則不要**
- 英語力証明:原則不要***
というわけで、後述するオンライン申請の際に出てくる「オンライン申請書のコピー」と「ビザセンター予約確認書」、そしてパスポートさえあればTier4ビザを申請することができます。
色々調べてみると、不安だからとりあえずと「合格通知」やら色々持ち込む人がいるみたいですが、全て不要そうです。
そういう意味では、イギリスビザ取得の手続きは学生で留学するのが一番簡単そう。とりあえず大学に受かればOKみたいな感じ。
*従来まで35x45mmの顔写真が必要だったのですが、現在は生体認証を利用した方式になっているため、顔写真の準備は不要。申請書を提出後にビザセンターで顔写真の撮影があります。
**悪名高い?28日間十分なお金が口座に入っているかを証明しないといけない財政証明書は、日本人が日本からTier4ビザ申請をする場合に限り原則免除になっています。
日本は低リスク国に認定されていることによる特例措置。財政証明書の書類政策はかなり面倒なのでこれは地味に嬉しいです。
***海外で起きた集団不正事件をきっかけに、IELTS for UKVIしか受け入れなくなった英語力証明ですが、こちらもイギリスへ大学院留学をする場合には不要。大学側が「独自の審査」を行なったということで免除されます。
イギリスの大学院出願時に英語スコアを提出すると思いますが、それをクリアできていれば改めてビザ申請のためにIELTS for UKVIを受ける必要はありません。
4. UKVIでオンライン申請

UKVIのホームページより、オンラインでビザの申請をします。かなりわかりやすいので、ただ指示通りに必要事項を埋めていくだけ。
所要時間も10分程度で全項目入力完了です。
5. 申請所用費用
留学を目的としたTier4ビザを日本国内から日本人が申し込む場合には335ポンドが必要になり、オンライン申請時にクレジットカード(VISA or Master)かPaypalで支払わなければなりません。
私の場合には日本円で49580円。日本から申し込む場合には最初から日本円表記になりますが、ちょっとレート悪くないか?と正直思うくらい盛られてる気が、、、
さらにこれだけではなく、イギリスに留学をする場合には日本でいう国民保険料を払わなければならず、これまた大きな出費。
滞在が13ヶ月以下の場合には150ポンドに対し、14ヶ月以上2年までの場合には300ポンドと値段が大きく異なります。
実はここがかなり大きな落とし穴。通常のMScプログラムだけなのか、その前のPre-sessionalコースを受けるのか、プログラムが特殊で少し長いのか、などで値段が大きく変わってきます。
私の場合は滞在期間が長いこともあって支払額は300ポンド。日本円で「44000円」もしました。
ビザ申請料だけで10万近く、イギリスさん移民ビジネスがお上手で。。。
6. ビザセンター予約

そして、申請最後にビザセンターの予約を取ります。
あくまでビザ申請はオンラインで行いますが、現地で受け取る生体認証情報を含む滞在許可証「バイオメトリックレジデンスパーミット(BRP)」の作成に必要な「顔写真」「指紋情報」を登録をするためです。
混んでいるのかと思いきや、翌日の予約もとれそうな感じなので、意外とスムーズなのかもしれません。
7. あとは行くのみ!
というわけで、明日東京ビザセンターにいってきます!
ちなみにビザセンターは大阪と東京にしかないので、地方の人は大変ですねちょっと。。。
8. 最後に
Tier4 General Student ビザ申請手続はCAS番号さえ手にはいればあとは簡単ですぐ終わるものですが、なんせ高い。
イギリスの移民ビジネスのいいカモになってるな、、、と思いつつ。値引くわけにはいきませんからね。
ちなみに2016年の情報だと、日本からのTier4 Visaの申請者は約2700人。約98%の人にビザが無事に降り、全員15日以内に発行されているとのこと。
よほどのことがない限りビザ発給されるので、そういう意味では安心してまっていられそうです。
こんにちは。同じく9月からキングスのマスターに進学予定のakiと申します。CASやPre-sessionalについて大学に問い合わせても全く返事がなく、Shuntaroさんのブログをいつも参考にさせて頂いています。
そしてCASゲットおめでとうございます!私の方はPre-sessionalに参加するにも関わらず学部からCASは今月末から発行すると言われていてかなり焦っているところです。
どちらにせよ私の場合は開始まで1ヶ月を切るので優先サービスを使わなければ間に合わないのですが、ビザが無事下りたらかかった日数等についてもし良ければご報告していただけますと大変助かります。
陰ながらShuntaroさんを応援しております。お互い頑張りましょう!
初めまして!
僕も5wのプレ取ったので、おそらく開始日は同じだと思います。
僕が何度かと合わせたところ、6月12日の週から5wプレ+MscのコンビネーションCAS発行を開始しているようです。
なので、そう遠くないうちに発行されるのではないでしょうか。
アドミッションオフィスにメッセージで催促すると若干キレ気味の返事が来ますが、航空券買わないと残席なくなる!とこっちの主張もしっかりすれば多少考慮はしてくれるかもしれません。
ビザ降りたらまた記事書きますね。もしよかったらロンドンでお会いしましょう!
お返事ありがとうございました。お返事が遅くなってしまってすみません。また新しい記事も拝見致しました!優先サービスを使ってもトータル11日もかかってしまうんですね。優先サービスを使おうと思っていたので混み具合等々一番最新の情報が分かり本当に助かります。私の方は再々の催促にも関わらずまだCASが発行されません。どうやらプレではなく学部の発行が遅れているようです。
いよいよ出発まで3週間を切ったので本格的に焦っています…大学からの返事を待つしかないのですが。
Shuntaroさんのブログ本当に参考になります。ロンドンでお会いできるのを楽しみにしています!
実はまだ記事にはしてませんが、無事にエントリークリアランスが貼られたパスポートが到着しました。
パスポートがマニラに届いたのが月曜で水曜日に発給されてるので、発行所要時間としては告知されている通り3営業日での手続きとなっています。
私のように金曜に申請などで週末を2回挟んでしまうと時間がかかったように思えてしまいますね。
CASさえ出れば申請手続きはスーパーイージーで準備する書類も何もないので簡単です。
早く受け取れること願ってます!
はじめまして、このブログ留学情報かなり助けます。自分もぷれ5wこれからビザ申請する予定です。7 日本の場合財政証明28日間本当に必要なないですか? ブログ上に3点だけでオッケーですか その後求められる可能性ありますか?7月から留学する予定です。
こちらはサブブログということもあって全くと言って更新していませんがお役に立ててよかったです。
初回提出物の中には入っていませんので日本のビザセンターに持ち込んだ際に証明を求められることはありませんが、あくまで「原則」ですので例外は頭に入れておくべきです。
特に書類不備や疑義などがあった際に追加で求められる可能性は否定できません。日本にいるとなかなか実感がわきませんが移民局やホームオフィスに「絶対」ということはなく、先方の気分次第ではどうにでもなるというのは世界の共通です。また突然制度がかわるというのも日常茶飯事だったりします。
(スウェーデン学生ビザ発行に11ヶ月かかりました。HPでは所要期間1ヶ月と書いてあるにも関わらず難民対応優先措置があったため。)
ホームオフィスの公式HPにT4ビザの申請要件が出ているので、申請直前にしっかり確認することをお勧めします。
ご返信ありがとうございます。今これ一番不安です。もう一点聞きたいのです。その時Shuntaroさんは財政証明用意しましたか?もし用意したら、銀行から何を発行すればいいですか?取引明細とか、通帳、英文翻訳ですか?もしあと要求される場合、その時すぐ提出かもう一回大使館にきて提出する形ですか?
日本はlow risk countryに指定されており、留学先もhighly trusted sponsorに指定されている大学である場合原則要求されないということを信じて用意していません。
提出する場合にはT4 Visa申請日から1ヶ月以内に発行された直近28日間の連続した残高証明が必要です。一番簡単なのは銀行に頼む(慣れている銀行ならすぐにやってくれます)、もしくは英国大使館が承認した公式な翻訳士に銀行通帳の翻訳を頼むかのいずれかかと思います。
追加書類が要求される場合にはそのようにメールが来るので指示に従ってビザセンターへと再度足を運ぶことになります。
ところで、これから英国留学をされるということですが、Home officeの公式情報には目を通していらっしゃいますか?英語ではありますが、これから英国で手続きを色々することになる全てが書かれているわけですので、しっかりと理解しておく必要があるかと思います。
https://www.gov.uk/tier-4-general-visa
こちらは日本語ですが、原則部分が書かれています
https://www.gov.uk/government/world-location-news/top-tips-for-uk-student-visa-applicants–2.ja
5月21日に書類提出、ビザ申請しました。結局提出した書類は、
パスポート、オンライン申し込みフォーム、バーコードついているやつ一番最初のページだけ、書類チェックを利用しないから、何提出すればいいか、一切答えてくれません。自分の判断になって、それ以外提出した書類CASとかIELTSです。
Shuntaroさんはこういうパターンですか?
オンライン申し込みフォーム何枚かあるんじゃないですか。本当に一枚目バーコードついてるやつだけ必要ですか?その中に2枚declaration サインとかもありますが、不要と言われました。この点きになります。
Shuntaroさんを参照して優先ザービス利用しました。今週の金曜戻ってくる予想です。
short-term student visa の申請を考えているんですが、その際に資金証明として親の口座を指定しようと考えています。その際にスポンサーレターにプラスして戸籍謄本の英訳等も必要なのでしょうか??その他注意すべきことありましたら、教えて頂けると嬉しいです!突然のコメント失礼しました!
イギリスの場合は資金証明は原則本人のものではないといけないことになっています。
親のものを利用する場合には口座の翻訳に加え、血縁関係を示す書類(戸籍謄本など)の英訳の提出と銀行口座名義人による手紙(同意文書)が必要になります。以下を参照してください。
必要なもの(いずれか1つ)
• the student’s birth certificate showing names of his/her parent(s)
• the student’s certificate of adoption showing names of both parent(s) or legal guardian
• a Court document naming the legal guardian of the student
それに追加して
• a letter from your parent(s) or legal guardian. The letter must confirm the relationship between you and your parent(s) or legal guardian; and that the parent(s) or legal guardian have given their consent to you using their funds to study in the UK.
こんにちは、来月からイギリスの大学院へ進学する予定の者です。いままさにCASが発行され、自力でVISAの申請を行っており、ブログを読ませていただいています。1つ教えていただきたい事があり、コメント致しました。私は10wのPre-Sessionalに参加する予定です。今日届いたCASの書類には『This CAS number is specific to your application to study ; MSc 〇〇○ with Pre-Sessional English Language RQF level7』と記載があり、Pre-Seasionalや本コースの日程が記載されています。このCAS番号はPre-sessionalと本コースのコンビネーションCASと考えて宜しいんでしょうか??
IHSの支払い手続きをする上で、疑問に思っている次第です。
お分かりの範囲で教えていただきたいです。
おっしゃる通りその通りです!
早速のお返事、大変助かりました。誠にありがとうございます!!それでは、Pre-Sessional+本コースの合計期間でIHSの支払いを完了すれば良いのですね(๑˃̵ᴗ˂̵)!